Windowsのミリ秒の間隔がおおざっぱすぎる件 【調査中】

Windowsで性能試験用のアプリケーションをつくる機会があって気付いたことがあったので参考になればと思います。
ツールは、リクエスト送信し、ミリ秒単位でターンアラウンドタイムを計測するのですが、んん、0ミリ秒と16ミリ秒というのが多い、始めは何かしらサーバ側でウェイトでも設けているのかと思ったのですが、クライアント側でした。

詳細

Windows時間分解能というものですが、詳細はこのサイトが分かりやすいです。

実機確認

実際の振る舞いを確認するため、以下のスクリプトをコピペして実行してみてください。
> cscript test.vbs

現在時刻をミリ秒単位で取得して、表示するものですが、飛び飛びになっていると思います。この間隔がOSのタイマの割り込み周期(== 時間分解能)になります。

''  test.vbs
Option Explicit
    Dim dtmNowTime      ' 現在時刻
    Dim lngHour         ' 時
    Dim lngMinute       ' 分
    Dim lngSecond       ' 秒
    Dim lngMilliSecond  ' ミリ秒
    Dim dDate           ' 日付
    Dim strDate         ' 
    Dim strLongDate     ' 
    Dim strShortDate    ' 

    dDate = Now
    strShortDate = Year(dDate) & Right("0" & Month(dDate), 2) & Right("0" & Day(dDate), 2)
Do
    dtmNowTime = Timer
    lngMilliSecond = dtmNowTime - Fix(dtmNowTime)
    lngMilliSecond = Right("000" & Fix(lngMilliSecond * 1000), 3)
    dtmNowTime = Fix(dtmNowTime)
    lngSecond = Right("0" & dtmNowTime Mod 60, 2)
    dtmNowTime = dtmNowTime \ 60
    lngMinute = Right("0" & dtmNowTime Mod 60, 2)
    dtmNowTime = dtmNowTime \ 60
    lngHour = Right("0" & dtmNowTime, 2)
    strLongDate = lngHour & ":" & lngMinute & ":" & lngSecond & "." & lngMilliSecond
    WScript.StdOut.WriteLine strShortDate & " " & strLongDate
Loop

HALを確認

クライアントPCでみてみるとHALは「halmacpi.dll」を使用しています。(system32下hall.dllのプロパティ)16ミリ秒になるようです。
539

16ミリでは、今回の試験目的ではキビシイので、さらに高分解能にできないものか、調査してみようと思います。

photo credit: ToniVC
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