メール送信(qdmail)

CakePHP(+qdmail)でメール送信する処理を実装しました。

準備

2つのライブラリ(.php)をダウンロードし、以下のように配置して下さい。
app/controllers/components/qdmail.php
app/controllers/components/qdsmtp.php

qdmail - qdmail.1.2.6b.zip (執筆時のバージョン)
qdsmtp - qdsmtp.0.2.0a.zip (執筆時のバージョン)

PHPのSSLを有効化

php.ini内以下のパラメータを追加もしくはコメントをはずして下さい。これを行わないと「Unable to find the socket transport "ssl"」とエラーになります。

extension=php_openssl.dll

実装

1) Componentの読み込み/メール送信処理のパラメータを指定
(app/app_controller.php)
以下は、Gmailを送信クライアントとした例になります。

class AppController extends Controller {
    var $components = array(
        'Qdmail',                          // Qdmail
    );

    var $mail_param = array(
        'host' => 'ssl://smtp.gmail.com',  // SMTPサーバアドレス
        'port' => 465,                     // SMTPポート番号
        'from' => 'sender@gmail.com',      // 送信者アカウントのメールアドレス
        'protocol' => 'SMTP_AUTH',         // プロトコル/コマンド
        'user' => 'sender@gmail.com',      // Gmailのメールアドレス
        'pass' => 'password',              // メールアカウントのパスワード
    );
}

送信アカウントにGメールを使用する場合は以下の情報を参考
その他のメール クライアントの設定

2) メール送信処理
あとは、コントローラ内に関数を実装し、_sendfuncを任意の場所で呼び出して下さい。

// メール送信
function _sendfunc(){
    $this->Qdmail->smtp( true);
    $this->Qdmail->smtpServer( $this->mail_param);          // SMTPサーバのパラメータ
    $this->Qdmail->to( 'reciever@domain.com', 'reciever');  // 送信先メールアドレス
    $this->Qdmail->subject( 'Mail test');                   // メール件名(タイトル)
    $this->Qdmail->from( 'sender@gmail.com', 'Sender');     // 送信元メールアドレス
    $text = 'This is test mail';                            // メール本文
    $this->Qdmail->text( $text);
    $this->Qdmail->send();
}

また、

    $this->Qdmail->cc('cc@domain.com');                   // CC送信先
    $this->Qdmail->bcc('bcc@domain.com');                 // BCC送信先

を加えることでCC・BCC送信も可能です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

複数ファイルアップロード

CakePHPで複数ファイルのアップロードについて調べてみました。といっても普通のPHPのコードと同じではありますが、postするフィールド名に[]を付与して配列にします。 view

Cookieログイン

今回は、「keep me logged in」などログイン画面でよくみかけるクッキーログインの機能を使ってみます。 CakePHPには、Cookieコンポーネントがあります。(PHPのsetcook

CakePHP 1.3 インストール

使い古されている手ではありますが、表題の件とレンタルサーバへの配置方法などにも使えますので参考にしていただけたらと思います。 まずはレンタルサーバでCakePHPを動作させる CakePHPア

no image

WYSIWYGエディタを実装

WYSIWYGエディタをCakePHPにいくつか試してみました。 CKEditor 実装 // head // View(~.ctp) 解凍してwebroot/jsフ

no image

recursive設定によるfind()性能改善

CakePHPでは、モデルにアソシエーションを設定している場合、recursive(=>joinする階層)はデフォルトで0に設定されています。「recursiveゼロ」の意味するところとは、「1跨ぎま

ログインに追加の条件を付与する「userScope」

「ユーザ登録」の続きです。 ユーザ登録後、activate(statusを0に設定するを)せずに「仮登録」のままで、正しいusernameとpasswordでログインを試したところ認証に引っかかって

no image

validateErrors と validationErrors

CakePHP試験中に気付いたことがあって、メモです。 $this->validateErrors自身バリデーション処理している 今まで、save時にバリデーションエラーメッセージををログに出力し

no image

ユーザ登録(仮登録・メール・本登録)

ここ最近は、メールアドレスだけでなく、SNSのアカウントと連携してユーザ登録することもできるWebサービスが増えてきましたね。ユーザは割合としてどちらを選んでるのか気になるところですが。私はできるだけ

フィールド単位でバリデーション無効化

save処理の際に条件付でモデルのバリデーションをフィールド単位でスキップする処理のメモです。(最終的に使うことはなかったのでメモ) 関数は unset( $this->->validate[

no image

ビルトインされたバリデーションルール

CakePHP標準で多くのバリデーションルールが搭載されています。 ソース:/cake/libs/validation.php email / maxLength / minLength /

Comment

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    PAGE TOP ↑