head内に出力される要素を整理

WordPressを使用していくうちに、head内がカオスな状態になっていくきますよね。そこで、そういう状態になったものをスッキリさせていこうという試みをやっていこうと思います。

削除方法

取り急ぎ、削除方法から。functions.php(子テーマ)に以下の関数を差し込んで下さい。functions.phpの子テーマへの追加方法は、他の記事に譲ることとします。

<?php
// generator
remove_action( 'wp_head',             'wp_generator');
// rel="shortlink"
remove_action( 'wp_head',             'wp_shortlink_wp_head',           10, 0 );
// WLW(Windows Live Writer) wlwmanifest.xml
remove_action( 'wp_head',             'wlwmanifest_link');
// RSD xmlrpc.php?rsd
remove_action( 'wp_head',             'rsd_link');

// オリジナル:adjacent_posts_rel_link_wp_head() in wp-includes/link-template.php
// rel="next"、rel="prev"
remove_action( 'wp_head',             'adjacent_posts_rel_link_wp_head', 10);
?>

meta content="WordPress ~" name="generator"

これは、サイト訪問者にこのブログはWordpressで作成されていることを伝えるメタタグです。これは、削除してもよいというよりは、削除すべき項目です。~の部分には、Wordpressのバージョン情報が記載されているため、(アップグレードなどを怠っていて)最新版でない場合はサイト攻撃者にとっては願ってもない情報だからです。

rel="shortlink"

head内にある(url=>http://domain/?p=「ポストID」)は、パーマリンクの設定あれこれで長くなった投稿urlを短く使用してもらうためにサイト訪問者に知らせるための一種の短縮用urlです。これは、Wordpressに標準に実装された機構のようです。個人的に、誰が使うのかよく分からないし、世の中には無効化している人がたくさんいたので問題ないのかなと思い、削除しました。

wlwmanifest.xml

wlwは「Windows Live Writer」の略らしく、ブログ編集ツールです。世の中には結構使ってらっしゃる方がいるようです。そして、このxmlのリンクは、この(WordPress)ブログで使用するためのリソースファイルになります。
今のところ、使用していないので無効にしました。(使うようになればすぐ戻せばいい)
無効化するプラグイン(WLW Disabler)もありますので、これをインストールするか、functions.phpに追加するやり方かを選択可能です。

RSD(RPC用XML) application/rsd+xml

別のアプリケーションから投稿・編集などを行う際に必要なリソースファイルパスのタグです。これを非表示にしても使用できます。わざわざ、晒す必要はないと思い消しました。

RSS フィード関連 application/rss+xml

RSS/Atomフィード カスタマイズへ移動しました。

rel="next"、rel="prev"

ページネーションを表すリンクが指定されます。

style要素

<style media="print" type="text/css">

「管理バー」を印刷対象から除外するために設定されています。

/* オリジナル:wp_admin_bar_header() in wp-includes/admin-bar.php */
<style media="print" type="text/css">
  #wpadminbar { display:none; }
</style>

<style media="screen" type="text/css">

ログイン状態で(デフォルトでは、画面上段に)表示される「管理バー」用を表示するため、32pxマージンされています。加えて、レスポンシブ対応されています。

/* オリジナル _admin_bar_bump_cb() in wp-includes/admin-bar.php */
<style media="screen" type="text/css">
	html { margin-top: 32px !important; }
	* html body { margin-top: 32px !important; }
	@media screen and ( max-width: 782px ) {
		html { margin-top: 46px !important; }
		* html body { margin-top: 46px !important; }
	}
</style>

「最近のコメント」ウィジェット用のスタイル

「最近のコメント」ウィジェットが有効になっている場合に出力されます。

<style type="text/css">
.recentcomments a{display:inline !important;padding:0 !important;margin:0 !important;}
</style>

出力させない

function remove_recent_comments_style() {
    global $wp_widget_factory;
    remove_action( 'wp_head', array( $wp_widget_factory->widgets['WP_Widget_Recent_Comments'], 'recent_comments_style'));
}
add_action( 'widgets_init', 'remove_recent_comments_style');

参考
Remove recent comments wp_head CSS

オリジナル:wp-includes/default-widgets.php
recent_comments_style()

Open sans フォント (id:open-sans-css)

WordPress 3.8からOpen sansフォントをロードするようになりました。
無効化するには以下のコードを追加して下さい。ただし、'open-sans'は他のスタイルが依存しているため単純に削除するだけでなくfalseとして再登録しています。

// オリジナル wp_default_styles() in wp-includes/script-loader.php
// Remove Open Sans that WP adds from frontend
if (!function_exists('remove_wp_open_sans')) :
    function remove_wp_open_sans() {
        wp_deregister_style( 'open-sans' );
        wp_register_style( 'open-sans', false );
    }
    add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'remove_wp_open_sans');

    // Uncomment below to remove from admin
    // add_action('admin_enqueue_scripts', 'remove_wp_open_sans');
endif;

プラグイン導入で作成されるstyle要素

qTranslate
qtrans_flagの削除方法は、こちら

ワードプレス自身がやっているurl短縮サービスWP.meをいつか使ってみよう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

プラグイン関連のJSやCSSの読み込みをフィルター

プラグインをインストールしていくとheadやfooter内がCSSやJSで溢れていきます。できるだけ、自分で書けるものに関しては、余計なコールが少なくなるので可能な場合はそうしていますが(そうもいかず

ie.cssの子テーマ化など Twenty Twelve 1.1での変更点

TwentyTwelveが1.0から1.1にアップデートされたので、勉強もかねていくつか変更点を洗ってみました。 ie.cssを外出し pubdateの削除 rel="generator"

テーマ 「Responsive」 カスタマイズ

デモ | ダウンロード 目次 投稿日 非表示 作成者 非表示 "Responsive Theme powered by WordPress" 削除 投稿日 非表示 オリ

Twenty Twelve "Open Sans"の使用を止

「Twenty Twelve」では、"スペシャルフォント"ということで「Open sans」を特別にロードしているようです。今のところ使うつもりがないのでリンクしないようにしました(必要になれば戻せば

Twenty Fourteen 「投稿者」を非表示

TwentyFourteenでは、シングルページやアーカイブページにそれぞれ「投稿者」が表示されます。投稿者を非表示にさせる方法を投稿してみます。表示させる場合は、以下を参考に表示名などを変更してみて

Twenty Fourteen "コメントをどうぞ"の非表示と変更方法

Twenty Fourteenでは、デフォルトで投稿ページと各アーカイブページの各投稿のメタ情報欄に「コメントをどうぞ」というコメントフォームへのリンクが設置されます。 それぞれ、コメントが0件の場

サイトのキャプチャをショートコードで生成してくれる「Browser Shots」

外部のサイトを紹介する際にそのサイトのキャプチャが添えられているとイメージがつかみやすくなりクリックのモチベーションが上がるような気がします。 今回は、ショートコード一行でサイトのスクリーンショット

no image

「編集(Edit)」リンクの非表示方法

ログインした状態で投稿ページを開くと投稿内や各コメントに各編集ページへリンクしてくれる「編集」リンクが表示されます。(繰り返し言いますが、自サイトにログインしているユーザにしか見えません。) こ

Twenty Fifteen カスタマイズ

WordPress 4.1のデフォルトテーマである「Twenty Fifteen」は三世代前の「Twenty Twelve」に似たテーマで非常にシンプルなテーマにまとまっていますね。カスタマイズをまと

RSS/Atomフィード カスタマイズ

RSSフィードのカスタマイズ 標準で出力されるフィード WordPressの各種ページで出力されるフィードは以下になると思います。 投稿:投稿のフィード @全てのページ サイトのコメント:

Comment

wordpressの高速化を進める | | reilovewish へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    PAGE TOP ↑