ログローテーション

CakePHP1.3では標準ではログはタイプごとに出力されるだけで、定期的なローテーションを行ってくれません。放っておくとひたすら1つのファイルにアペンドされていきます。app/tmp/logs以下に出力され、Logレベルによってerror.logとdebug.logが出力されます。

// /cake/libs/log/file_log.php [オリジナル]
function write($type, $message) {
    $debugTypes = array('notice', 'info', 'debug');

    if ($type == 'error' || $type == 'warning') {
        $filename = $this->_path    . 'error.log';
    } elseif (in_array($type, $debugTypes)) {
        $filename = $this->_path . 'debug.log';
    } else {
        $filename = $this->_path . $type . '.log';
    }
    $output = date('Y-m-d H:i:s') . ' ' . ucfirst($type) . ': ' . $message."\n";
    $log = new File($filename, true);
    if ($log->writable()) {
        return $log->append($output);
    }
}

ログが日付毎に切り替わるよう変更

$filename = ~ の部分に日付[date('ymd')]を追加しました。
これで、日をまたぐ毎に出力するファイル先が切り替わるようになります。
app/tmp/logs/[yymmdd]_error.log
app/tmp/logs/[yymmdd]_debug.log

// /cake/libs/log/file_log.php [修正後]
function write($type, $message) {
    $debugTypes = array('notice', 'info', 'debug');

    if ($type == 'error' || $type == 'warning') {
        $filename = $this->_path . date('ymd') . '_error.log';
    } elseif (in_array($type, $debugTypes)) {
        $filename = $this->_path . date('ymd') . '_debug.log';
    } else {
        $filename = $this->_path . date('ymd') . '_' . $type . '.log';
    }
    $output = date('Y-m-d H:i:s') . ' ' . ucfirst($type) . ': ' . $message."\n";
    $log = new File($filename, true);
    if ($log->writable()) {
        return $log->append($output);
    }
}

$this->log('ログメッセージ', $levels)でログ出力されます。ちなみにログレベルですが、/cake/libs/cake_log.phpにあります。

LOG_WARNING => 'warning',
LOG_NOTICE => 'notice',
LOG_INFO => 'info',
LOG_DEBUG => 'debug',
LOG_ERR => 'error',
LOG_ERROR => 'error'

[追] もっと簡単な方法がフォーラムに

ログファイル名に日付を付ける
確認したところ、動作してくれました。

// app/config/bootstrap.php
$log_path = LOGS.DS.date('Ymd').'_';
CakeLog::config('default', array('engine' => 'FileLog', 'path' => $log_path));
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

Textヘルパー

Textヘルパーには、テキスト処理に関する便利な機能があります。リンク付与やテキストの抜粋・ハイライトや切り取り処理など。ソース:/cake/libs/view/helpers/text.php

フィールド単位でバリデーション無効化

save処理の際に条件付でモデルのバリデーションをフィールド単位でスキップする処理のメモです。(最終的に使うことはなかったのでメモ) 関数は unset( $this->->validate[

複数データベースの追加と切替

CakePHPで複数のデータベースに切替を行うということがあると思います。(個人的にはあまりない) 今回、CakePHPからWordpressのデータベースへの接続を行う機会があったので設定を試して

no image

Jsヘルパーを使用してAjax更新

更新処理でページ遷移を伴う場合、ページ全体をレスポンスするのに対して、Ajax処理ではページの一部のレスポンスが可能となるためサーバからの通信量を抑えることが可能となります。 Jsヘルパーを使用して

no image

WYSIWYGエディタを実装

WYSIWYGエディタをCakePHPにいくつか試してみました。 CKEditor 実装 // head // View(~.ctp) 解凍してwebroot/jsフ

Cookieログイン

今回は、「keep me logged in」などログイン画面でよくみかけるクッキーログインの機能を使ってみます。 CakePHPには、Cookieコンポーネントがあります。(PHPのsetcook

メール送信(qdmail)

CakePHP(+qdmail)でメール送信する処理を実装しました。 準備 2つのライブラリ(.php)をダウンロードし、以下のように配置して下さい。 app/controllers/compo

複数ファイルアップロード

CakePHPで複数ファイルのアップロードについて調べてみました。といっても普通のPHPのコードと同じではありますが、postするフィールド名に[]を付与して配列にします。 view

no image

独自のバリデーションルール

CakePHPで組み込みバリデーションをつくる方法は色々あります。 参考:Data Validation — CakePHP Cookbook v1.3 documentation 上記リンク内に

no image

Secutiryユーティリティ

CakePHPでは、データのハッシュ化もしくは暗号化のためのメソッドSecurityユーティリティが用意されています。 ソース: /cake/libs/security.php Security:

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    PAGE TOP ↑