ie.cssの子テーマ化など Twenty Twelve 1.1での変更点

TwentyTwelveが1.0から1.1にアップデートされたので、勉強もかねていくつか変更点を洗ってみました。[全てを網羅しているわけではありません]

  • ie.cssを外出し
  • pubdateの削除
  • rel="generator"

全ての変更部分は、こちらに記載されています。
Changes from twentytwelve/1.0 at r23447 to twentytwelve/1.1 at r23447

functions.php

新規追加(146行目~)

IE用のCSS(ie.css)をstyle.cssから外出しして、新規に読み込むようになりました。

/*
 * Loads the Internet Explorer specific stylesheet.
 */
wp_enqueue_style( 'twentytwelve-ie', get_template_directory_uri() . '/css/ie.css', array( 'twentytwelve-style' ), '20121010' );
$wp_styles->add_data( 'twentytwelve-ie', 'conditional', 'lt IE 9' );

ie.cssを子テーマ化

(1) 子テーマディレクトリにcssというディレクトリを作成し、そこにie.cssをコピーして下さい。[/wp-content/themes/[子テーマ]/css/ie.css]
(2) デフォルトでは親テーマのie.css(/wp-content/themes/twentytwelve/css/ie.css)を読み込むようになっているので、子テーマ(1)でコピーしたie.cssを読み込むようにします。そのまま、functions.phpへ追加して下さい。

/*
 * Loads the Internet Explorer specific stylesheet.
 */
 wp_enqueue_style( 'twentytwelve-ie', get_stylesheet_directory_uri() . '/css/ie.css', array( 'twentytwelve-style' ), '20121010' );
 $wp_styles->add_data( 'twentytwelve-ie', 'conditional', 'lt IE 9' );

twentytwelve_entry_meta(330行目~)

投稿日に付与されていたpubdateが消されたようです。pubdate属性はHTMl5非対応になるためです。

function twentytwelve_entry_meta()
// 1.0
$date = sprintf( '<a href="%1$s" title="%2$s" rel="bookmark"><time class="entry-date" datetime="%3$s" pubdate>%4$s</time></a>',
// 1.1
$date = sprintf( '<a href="%1$s" title="%2$s" rel="bookmark"><time class="entry-date" datetime="%3$s">%4$s</time></a>',

header.php

よくわからないですが、「コンテンツへ移動」の部分の要素からskip-linkというclassが取り除かれ、div要素からa要素からに変更されているようです。

// 1.0
<div class="skip-link assistive-text"><a href="#content" title="<?php esc_attr_e( 'Skip to content', 'twentytwelve' ); ?>"><?php _e( 'Skip to content', 'twentytwelve' ); ?></a></div>
// 1.1
<a class="assistive-text" href="#content" title="<?php esc_attr_e( 'Skip to content', 'twentytwelve' ); ?>"><?php _e( 'Skip to content', 'twentytwelve' ); ?></a>

footer.php

「Proudly powered by ~」のリンクからrel="generator"が削除
HTML5でrel属性のgeneratorが削除されたための対応です。

// 1.0
<a href="<?php echo esc_url( __( 'http://wordpress.org/', 'twentytwelve' ) ); ?>" title="<?php esc_attr_e( 'Semantic Personal Publishing Platform', 'twentytwelve' ); ?>" rel="generator"><?php printf( __( 'Proudly powered by %s', 'twentytwelve' ), 'WordPress' ); ?></a>
// 1.1
<a href="<?php echo esc_url( __( 'http://wordpress.org/', 'twentytwelve' ) ); ?>" title="<?php esc_attr_e( 'Semantic Personal Publishing Platform', 'twentytwelve' ); ?>"><?php printf( __( 'Proudly powered by %s', 'twentytwelve' ), 'WordPress' ); ?></a>

image.php

メディアの表示ページ
投稿日に付与されていたpubdateが消

// 1.0
printf( __( '<span class="meta-prep meta-prep-entry-date">Published </span> <span class="entry-date"><time class="entry-date" datetime="%1$s" pubdate>%2$s</time></span> at <a href="%3$s" title="Link to full-size image">%4$s &times; %5$s</a> in <a href="%6$s" title="Return to %7$s" rel="gallery">%8$s</a>.', 'twentytwelve' ),
// 1.1
printf( __( '<span class="meta-prep meta-prep-entry-date">Published </span> <span class="entry-date"><time class="entry-date" datetime="%1$s">%2$s</time></span> at <a href="%3$s" title="Link to full-size image">%4$s &times; %5$s</a> in <a href="%6$s" title="Return to %7$s" rel="gallery">%8$s</a>.', 'twentytwelve' ),
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

no image

「最近の投稿」ウィジェット カスタマイズ

目次 ウィジェットを削除 標準の設定 特定のカテゴリーに属する投稿を除外 カスタマイズ プラグイン 「最近の投稿」ウィジェットを削除 「最近の投稿」ウィジェット

Twenty Twelve "コメントをどうぞ"を消す

今回は「Twenty Twelve」で標準で投稿タイトル下に出力されるリンク"コメントをどうぞ"|"Leave a reply"を非表示にする方法を。(コメントやピンバックが1件の場合は"1件のフィー

RSS/Atomフィード カスタマイズ

RSSフィードのカスタマイズ 標準で出力されるフィード WordPressの各種ページで出力されるフィードは以下になると思います。 投稿:投稿のフィード @全てのページ サイトのコメント:

独自のCSSやJSを読み込む

WordPressで、プラグインではなく自作したりダウンロードしてきたCSSやJS(プラグイン)を読み込んだりするケースがあると思います。今回は、その際のCSSやJSファイルの使用方法をまとめてみまし

no image

「固定ページ」ウィジェット カスタマイズ

「固定ページ」ウィジェットは、そのままではありますが、固定ページの一覧をウィジェットに表示してくれます。 カスタマイズは、管理画面よりいくつかできるようです。 目次 特定の(固定)ページ

投稿記事から「(ログイン)ユーザー名」がバレるのを防ぐ

ここ最近、アカウント乗っ取りやセキュリティ事故関連のニュースが相次いでいますが、WordPressで制作されたサイトも標的に会っているようです。一般的な手法としては「ブルートフォースアタック」という手

no image

アイキャッチにマウスオーバーすると投稿タイトルを表示

WordPressのフォーラムから定期的に流入があるため、対応をいくつか探ってみました。トピックは、「サムネイルにマウスオーバーするとタイトルが表示されるようにしたい」 ちなみに、投稿内のキャプ

Twenty Thirteen テーマ用フォント "Source Sans Pro" / "Bitter"の使用を止

TwentyThirteenでは、テーマ用のフォントとして「Source Sans Pro」と「Bitter」というフォントをGoogleフォントから引っ張ってきて使用されるようです。 ちなみにどの

サイトのキャプチャをショートコードで生成してくれる「Browser Shots」

外部のサイトを紹介する際にそのサイトのキャプチャが添えられているとイメージがつかみやすくなりクリックのモチベーションが上がるような気がします。 今回は、ショートコード一行でサイトのスクリーンショット

jQueryをCDNから読み込む

WordPressではデフォルトでjQueryライブラリが同梱されています。この記事では、それをやめて、CDNから読み込み、使用する方法を解説します。 WordPress 3.6 3.9 4.0

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    PAGE TOP ↑