「続きを読む」(moreタグ)をカスタマイズ

WordPressではほとんどのテーマでは、複数の投稿を表示するアーカイブページ(カテゴリー別、タグ別、年月日別、作成者別など)ではmoreタグ(<!--more-->)を挿入することで、各投稿をその部分まで抜粋として表示してくれます。
今回はその「続きを読む」についてのカスタマイズについていくつか。

URLに#more~が付かないようにする

「続きを読む →」の遷移先のURLには、[#more~]とついてしまいます。それを取り除くコードです。
URLに#more~が付いた状態で一人歩きするのもキモチ悪いので除去しました。

// functions.php(子テーマ)に追加
function remove_more_jump_link( $link) {
    $offset = strpos( $link, '#more-');
    if ($offset) {
        $end = strpos( $link, '"', $offset);
    }
    if ($end) {
        $link = substr_replace( $link, '', $offset, $end-$offset);
    }
    return $link;
}
add_filter( 'the_content_more_link', 'remove_more_jump_link');

要素まで移動しないようにする

「続きを読む」からページに移動した際には通常、moreタグを挿入した後続の要素<span id="more-xxx"></span>までジャンプしますが、StripTeaseを導入するとページ先頭から表示されます。
上記の「「続きを読む →」のURLに#more~が付かないようにする」のプラグインです。(インストール・有効化だけです。)

別タブ(ウィンドウ)で開くようにする

「続きを読む」をクリックすると別タブ(ウィンドウ)で遷移先ページが開くようになります。
以下のコードをfucntions.php(子テーマ)に追加して下さい。上の#more~除去と組み合わせる場合は、2~5行目をreturn $link前に挿入。

function my_more_jump_link( $link) {
    $offset = strpos( $link, 'a href');
    if ($offset) {
        $link = substr_replace( $link, 'a target="_blank" href', $offset, 6);
    }
    return $link;
}
add_filter( 'the_content_more_link', 'my_more_jump_link');

「続きを読む →」のスタイルを変更する。

リンクに"more-link"クラスが付与されているので子テーマのstyle.cssで定義できます。

.more-link{
  ..
}

「続きを読む」折りたたみ

「続きを読む →」をクリックすると通常はその単一のページにリンクされますが、以下のプラグインを使用するとページ遷移することなく、残りの部分(moreタグ以降)を表示してくれます。
Read More Right Here => 折りたためる・開閉が可能
AJAX Read More => 一度開くと折りたためない

「続きを読む」を自動で付与してくれるプラグイン

Auto More Tag

ダウンロード
インストール・有効化して、管理画面の「設定」→「Auto More Tag」へ移動
以下の項目で設定ができます。

  • Add More Tag after:設定数値
  • Characters, Words or Percent of Post?:設定数値のカウント
    「Characters」:文字数ベース 「Words」:単語数ベース 「Percent」:パーセンテージ
  • Break On?:moreタグを挿入する際
    「Space」:スペースを挿入 「End of Line」:改行を挿入
  • Auto Update Posts On Settings Update?:設定変更の際した場合に自動的に更新するか
  • Ignore Manually Inserted Tags?:投稿で挿入したmoreタグ
    「Yes」:優先させない 「No」:優先させる
  • Set More Tag On Pages?:固定ページで使用するか否か

「続きを読む」をマークアップできる「Custom More Link Complete」

Custom More Link Complete

これ知らなかった

投稿内でmoreタグを挿入すると<!--more-->と追加されますが、例えば<!--more クリックして続きを読む-->とするとテキストをそのように書き換えてくれます。

<!--more [置き換えたいテキスト]-->

その他「こうカスタマイズしたい」や「こういうことできるよ」というのありましたらコメントいただけたらと。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

開発やテストに便利なプラグイン

開発やカスタマイズに使えそうなプラグインを集めてみました。 テーマのカスタマイズには、使用中のテンプレートファイルなどを表示してくれると便利ですね。個人的には、テーマ開発の際に、実行しているSQ

ウィジェット関連のカスタマイズ・プラグイン

リンクマネージャー WordPress 3.5バージョンアップ以降にリンクマネージャーを追加するには以下のフィルタを設定もしくはプラグインをインストールして下さい。 プラグイン Link M

Twenty Twelve 投稿者情報を表示/非表示に

TwentyTwelveでは、投稿ページごとに投稿者の情報を掲載することができます。他のテーマでも同様だと思います。こんな感じです。ここでは、掲載と削除の方法について記載します。 表示方法 「

アバターサイズの変更など Twenty Twelve 1.3での変更点

Twenty Twelve 1.3 での変更点 アバターサイズの設定ロジック変更 ヘッダ画像の設定ロジック変更 全ての変更点はこちら Changes from twentytwel

テーマ 「Responsive」 カスタマイズ

デモ | ダウンロード 目次 投稿日 非表示 作成者 非表示 "Responsive Theme powered by WordPress" 削除 投稿日 非表示 オリ

no image

Pocketボタンの設置

日本のブログでは、4大SNS(Twitter, はてな, Facebook, Google+)に加えて最近では、Pocket(以前は、Read it later)もよく見かけますよね。追加してみました

コメント欄停止・コメント削除

WordPressでは標準でコメント機能が付いてきます。この投稿ではコメント機能の停止や既に投稿されたコメントを削除する方法を紹介します。 設定による停止方法 新規の投稿に関してコメントを停止

投稿記事から「(ログイン)ユーザー名」がバレるのを防ぐ

ここ最近、アカウント乗っ取りやセキュリティ事故関連のニュースが相次いでいますが、WordPressで制作されたサイトも標的に会っているようです。一般的な手法としては「ブルートフォースアタック」という手

Twenty Twelve "コメントをどうぞ"を消す

今回は「Twenty Twelve」で標準で投稿タイトル下に出力されるリンク"コメントをどうぞ"|"Leave a reply"を非表示にする方法を。(コメントやピンバックが1件の場合は"1件のフィー

Twenty Twelve サイトタイトルをテキストから画像に置き換え

ページトップに表示されるサイトタイトルをデフォルトのテキストから画像に変更します。 あらかじめ、管理画面のメディアライブラリから画像をアップロードしているもしくは別の場所に保存しているそのファイルの

Comment

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    PAGE TOP ↑