CakePHP 1.3 インストール
使い古されている手ではありますが、表題の件とレンタルサーバへの配置方法などにも使えますので参考にしていただけたらと思います。
まずはレンタルサーバでCakePHPを動作させる
CakePHPアプリケーションをレンタルサーバなどで公開する際(レンタルサーバじゃなくてもいいですが)に、よく採用されている配置は以下のようなかたちだと思います。
利点として、セキュリティ的なものとライブラリを共用できるというものが挙げられると思います。
セキュリティ的とは、プログラム本体であるPHPファイルを他ユーザがアクセスできないwww以下以外のディレクトリに配置することでセキュリティを高めることができます。共用とは、異なるCakePHPプロジェクト間で同一のライブラリを使用することが出来るということになります。ここは具体的な最終形をみていただくと解ると思います。
配置のための変更
この構成のために2つのファイルを変更する必要があります。(上のツリー内でチェックがついているやつ2つです。)
~/www/cake13/index.php
/** * The full path to the directory which holds "app", WITHOUT a trailing DS. * */ if (!defined('ROOT')) { // プロジェクトの親ディレクトリを指定 // /home/[user]/cak13 define('ROOT', DS.'home'.DS.'[ユーザ]'.DS.'cake13'); } /** * The actual directory name for the "app". * */ if (!defined('APP_DIR')) { // controller/model/viewなどの親ディレクトリの名前を指定 // app define('APP_DIR', 'app'); } /** * The absolute path to the "cake" directory, WITHOUT a trailing DS. * */ if (!defined('CAKE_CORE_INCLUDE_PATH')) { // cakeディレクトリが配置されている親ディレクトリのパスを指定 // define('CAKE_CORE_INCLUDE_PATH', ROOT); }
- 'ROOT':CakePHPアプリケーションの本体のディレクトリパスを指定
- 'APP':appのディレクトリ名を指定
- 'CAKE_CORE_INCLUDE_PATH':cakeライブラリ(cakeディレクトリ)を配置したディレクトリのパス
~/www/cake13/.htaccess
<IfModule mod_rewrite.c> RewriteEngine On RewriteBase /cake13 #追加する RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f RewriteRule ^(.*)$ index.php?url=$1 [QSA,L] </IfModule>
ベースとなるディレクトリはここ(/project1)ですよ、というのを伝えます。
サブディレクトリ下で動作:
設定が完了したら、アクセスしてみます。http://[domain]/cake13
この設定下では、http://[domain]/cake13/[controller]/[action]のurl構成になり、サブディレクトリproject1の下で動作することになります。
ドメイン直下で動作させる場合:
今ある[project1]下の.htaccess以外の全てのファイルをwww下に移動して下さい
** .htaccessは上書きしないよう注意
長いので、次回~
関連記事
-
Debugkitをインストール
CakePHPのデバッグツールとしてはデファクトスタンダードといってもいいDebugkitをインストールしました。 ダウンロード CakePHP 1.3用 https://github.com
-
シンプルに設置できる数字Captcha「MathCaptcha」
スパム防止などで利用されているCaptchaですが、数字版で使えるものがないか探してみました。 この「MathCapthca」は非常にシンプルに設置できるのはいいですが、やっぱりクエスチョンの部分は
-
フィールド単位でバリデーション無効化
save処理の際に条件付でモデルのバリデーションをフィールド単位でスキップする処理のメモです。(最終的に使うことはなかったのでメモ) 関数は unset( $this->->validate[
-
recursive設定によるfind()性能改善
CakePHPでは、モデルにアソシエーションを設定している場合、recursive(=>joinする階層)はデフォルトで0に設定されています。「recursiveゼロ」の意味するところとは、「1跨ぎま
-
メール送信(qdmail)
CakePHP(+qdmail)でメール送信する処理を実装しました。 準備 2つのライブラリ(.php)をダウンロードし、以下のように配置して下さい。 app/controllers/compo
-
ユーザ登録(仮登録・メール・本登録)
ここ最近は、メールアドレスだけでなく、SNSのアカウントと連携してユーザ登録することもできるWebサービスが増えてきましたね。ユーザは割合としてどちらを選んでるのか気になるところですが。私はできるだけ
-
Textヘルパー
Textヘルパーには、テキスト処理に関する便利な機能があります。リンク付与やテキストの抜粋・ハイライトや切り取り処理など。ソース:/cake/libs/view/helpers/text.php
-
ログローテーション
CakePHP1.3では標準ではログはタイプごとに出力されるだけで、定期的なローテーションを行ってくれません。放っておくとひたすら1つのファイルにアペンドされていきます。app/tmp/logs以下に
-
ログインに追加の条件を付与する「userScope」
「ユーザ登録」の続きです。 ユーザ登録後、activate(statusを0に設定するを)せずに「仮登録」のままで、正しいusernameとpasswordでログインを試したところ認証に引っかかって
-
独自のバリデーションルール
CakePHPで組み込みバリデーションをつくる方法は色々あります。 参考:Data Validation — CakePHP Cookbook v1.3 documentation 上記リンク内に
Comment
CakePHP 1.3.15 インストール | Think deeply, Do less, More effective http://kwski.net/cakephp-1-3/767/