アップグレードで「更新を展開しています... 」のままになった場合の対処のひとつ

久々に出会ったような気がするのでメモです。
ローカルのテスト環境でWordPressを3.7から3.8にアップグレードしようとしたところ、「更新を展開しています... 」で止まってしまい更新処理がすすまない事案が発生しました。

PHPのログをみたところ

Maximum execution time of 30 seconds exceeded in ...\wp-admin\includes\class-wp-filesystem-direct.php on line 72

72行目のput_contentsというput(write)処理の中でえらく時間が掛って処理タイムアウトになっているようです。
解決法は色々なところで紹介されていますが、php.ini内のmax_execution_timeの値を大きくすることで解決できました。max_execution_time

ただし、よく分からないのは、更新画面にエラーを表示してくれるときとしてくれないときがあることです。

他の箇所での設定

php.iniを編集できなかったり、php全体に影響を及ぼしたくない場合などは、
(WordPress)サイト限定で行うwp-config.phpや.htaccessで設定を行う方法もあるようです。

// wp-config.phpに追加する場合
set_time_limit(60);
// .htaccessに追加する場合
php_value max_execution_time 60

その他、メモリが足りないなど、いくつかパターンがあるようで、このような事態になったらひとまずPHPやWebサーバ(Apache)、データベースのログをみてみるのが初手だと思います。

違うパターンに出会ったらまた投稿します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント欄停止・コメント削除

WordPressでは標準でコメント機能が付いてきます。この投稿ではコメント機能の停止や既に投稿されたコメントを削除する方法を紹介します。 設定による停止方法 新規の投稿に関してコメントを停止

管理画面のCSSをカスタマイズ

管理画面のスタイルを変更したくなったので、カスタマイズしてみました。一例として以下を取り上げてみます。 「投稿一覧」の画面でカスタムフィールドが追加されていくと、そんなに幅が必要のないところが長くな

ツールチップ実装プラグイン「WordPress Tooltip」

「WordPress Tooltip」は、WordPressにツールチップを実装できるプラグインです。jQueryプラグイン「TipTip」を組み込んでいます。プラグインページの対応バージョンは古めで

投稿タイトルのtitle属性を削除など Twenty Twelve 1.2での変更点

TwentyTwelveが1.1から1.2にアップデートされたので、いくつか変更点を洗ってみました。 (*全てを網羅しているわけではありません) 全ての変更部分は、こちらに記載されています。

テーマ 「Responsive」 カスタマイズ

デモ | ダウンロード 目次 投稿日 非表示 作成者 非表示 "Responsive Theme powered by WordPress" 削除 投稿日 非表示 オリ

コメントフォーム・リストのカスタマイズ

コメント投稿部分は、基本的にはどのテーマでも同じフォームを出力してテーマのstyle.cssで外観を変えています。コメントフォーム欄をカスタマイズするには、プラグインもしくはフックを用いてカスタマイズ

折りたたみ要素やタブなどをショートコードで実装できるプラグイン「Arconix Shortcodes」

「Arconix Shortcodes」は、投稿内にショートコードでいろいろな要素を実装できるプラグインです。ダウンロードはこちらからできます。ダウンロード・解凍してpluginsディレクトリにアップ

no image

投稿タイトル(entry-title)を非表示にする

表題通り「投稿タイトルを表示しない」ことは、"投稿ページ"ではあまりないと思いますが、"固定ページ"では意外とあったりします。 編集画面でTitleを入力しないでおけば、それで済むのですが、ペー

Twenty Fifteen カスタマイズ

WordPress 4.1のデフォルトテーマである「Twenty Fifteen」は三世代前の「Twenty Twelve」に似たテーマで非常にシンプルなテーマにまとまっていますね。カスタマイズをまと

投稿記事から「(ログイン)ユーザー名」がバレるのを防ぐ

ここ最近、アカウント乗っ取りやセキュリティ事故関連のニュースが相次いでいますが、WordPressで制作されたサイトも標的に会っているようです。一般的な手法としては「ブルートフォースアタック」という手

Comment

ビジュアルリッチエディタが表示されない! 困った時の対処法 | B昼教室のHP へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    PAGE TOP ↑