selectボックスを実装

今まで、selectボックスのgroupを作成するのにSet::Combineを使用していましたが、意外と簡単にできることに気付いてしまったので、ご紹介。(自分だけ知らなかったことに気付いた と言ったほうが近い。) デモ(データ配列なども)
モデルは、散々出尽くしているかもしれませんが、以下
CREATE TABLE IF NOT EXISTS `prefectures` ( `id` INT NOT NULL AUTO_INCREMENT, -- id `prefecture` VARCHAR(8) NOT NULL, -- 都道府県 `area` VARCHAR(8) NOT NULL, -- 地方 PRIMARY KEY (`id`) )
単一選択のselectボックス
一般的なセレクトボックス。中から1つを選ぶものです。
find('list')でfieldsに対して2項目設定します。1つ目がvalue、2つ目が実際に画面に表示される値が設定されます。規定値(初期値)を指定する場合は、単一の値でvalueを指定します。
// コントローラ $this->set( 'select1', $this->Prefecture->find( 'list', array( 'fields' => array( 'id', 'prefecture') ))); // ビュー echo $this->Form->input( 'prefecture', array( 'type' => 'select', 'options' => $select1 // 'selected' => $selected // 規定値をvalueで指定 // 'div' => false // div親要素の有無(true/false) // 'size' => 5 // 高さ設定(リストボックスとして表示) // 'empty' => true // 空白を許可 ));
複数選択できるselectボックス
'multiple'=> trueを指定することで、セレクトボックスの中から複数を選べるようにできます。
findの方法は1つ目と同じです。
// コントローラ $this->set( 'select1', $this->Prefecture->find( 'list', array( 'fields' => array( 'id', 'prefecture') ))); // ビュー echo $this->Form->input( 'prefecture', array( 'type' => 'select', 'multiple'=> true, 'options' => $select1 // 'selected' => $selected // 規定値は、valueを配列にしたもの // 'div' => false // div親要素の有無(true/false) ));
通常、データ内にカンマがない場合は、DBへ保存する際に配列からCSVデータに変換しています。
// ビューから受け取ったprefecture配列をカンマ区切りに変換 $this->request->data['Model']['prefecture'] = implode( ',', $this->data['Model']['prefecture']);
ページ読み込み時に、保存されたデータを取得・設定するためにcsvデータから配列へ変換しています。($selected)
// 規定値をビューへ渡す $this->set( 'selected', explode( ',', $this->data['Model']['prefecture']));
selectボックスのオプションをグループ化
セレクトボックスの中身をグループ化できるものです。
find('list')の1,2つ目は同じで、fieldsに3つ指定すると、その3つ目の項目でグループ化してくれるようです。(1.3系でも同じです。)
// コントローラ $this->set( 'select2', $this->Prefecture->find( 'list', array( 'fields' => array( 'id', 'prefecture', 'area') ))); // ビュー echo $this->Form->input( 'prefecture', array( 'type' => 'select', 'multiple'=> true, // 複数選択を可能にする場合 'options' => $select2 ));
規定値の設定や保存時のやりとりは、上の2つと同じですので、単一/複数に従ってそれぞれ実装してください。
今回、2.xとして投稿しましたが、1.3系でも全く同じコードで実現可能です。
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