バリデーション前後に処理を追加できる「beforeValidate」「afterValidate」
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CakePHPでは、「beforeValidate」「afterValidate」というバリデーション処理の前後で追加の処理を実装できるコールバック関数が用意されています。
beforeValidate
beforeValidateは見たままですがバリデーション処理の直前に何かしらの処理を追加することができます。
// 例:先頭と末尾の全角・半角スペースをtrimする処理 public function beforeValidate() { array_walk( $this->data[$this->name], function( &$item) { $item = preg_replace( '/^[ ]+/u', '', $item); $item = preg_replace( '/[ ]+$/u', '', $item); }); }
afterValidate
こちらもそのままですがバリデーションの直後・save処理前(もっと細かく言うとのコールバックbeforeSaveの直前)に処理を追加することができます。バリデーションOKの場合やNGの場合などに分けて使用すると便利かもしれません。
分けたい場合は、色々やり方はあるようですが、以下のように場合分けすることで可能です。
function afterValidate( $options) { if( $this->validationErrors) { // バリデーションNGの場合に行う処理 } else { // バリデーションOKの場合に行う処理 } }
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