画像マウスオーバーでキャプションを表示
メディアをアップロードした際に、「キャプション」項目にテキストを設定された画像を挿入した場合はキャプションショートコードが生成され、ページ内の各画像下にその設定したテキストが表示されます。
今回、キャプションをあらかじめ非表示にしておいてマウスオーバーすると表示されるような実装をしてみました。プラグインを探してみたのですがいい感じのものが見つけれなかった。(ご存知であれば、ご教授いただければと)
まずはキャプションの表示のされ方
ショートコードは以下のようなフォーマットになります。
[caption id="attachment_25" align="alignnone" width="300"] <a href="画像URL"> <img src="画像URL" alt="キャプション" width="画像幅" height="画像高" class="size-medium wp-image-[id]" /> </a> キャプション [/caption]
このショートコードからデフォルトでは以下のように出力されます。
<div id="attachment_[id]" style="width: [画像幅+10px]" class="wp-caption alignnone"> <a href="画像URL" data-slb-group="66" data-slb-active="1" data-slb-internal="0"> <img src="画像URL" alt="キャプション" width="画像幅" height="画像高" class="size-medium wp-image-[id]" /> </a> <p class="wp-caption-text">キャプション</p> </div>
3.9からはHTML5対応され、以下のように出力することも可能になりました。
<figure id="attachment_[id]" style="width: [画像幅];" class="wp-caption alignnone"> <a href="画像URL" data-slb-group="66" data-slb-active="1" data-slb-internal="0"> <img src="画像URL" alt="キャプション" width="画像幅" height="画像高" class="size-medium wp-image-[id]" /> </a> <figcaption class="wp-caption-text">キャプション</figcaption> </figure>
figureタグの説明と対応ブラウザのバージョンはこちら HTML <figure> Tag
キャプションショートコードをHTML5対応にする
テーマによっては、(functions.phpなどで)追加してくれているものが増えてきています。
追加する場合は、finctions.phpに以下を追加して下さい。
add_action( 'after_setup_theme', 'my_theme_support'); function my_theme_support(){ add_theme_support( 'html5', array( 'caption', )); }
+10pxの余白を除去
キャプション挿入のショートコードを使用した際に画像の右側に10pxついてしまうのでつけないようにしました。気になるようであれば、以下そのまま子テーマのfunctions.phpに追記してください。
function remove_caption_padding( $width) { return $width - 10; } add_filter( 'img_caption_shortcode_width', 'remove_caption_padding');
本題ですが、2パターン試してみました。
それぞれデモを用意してので試してみて下さい。
1.画像をずらしてキャプションを挿入
画像にマウスオーバーすると全体が上にスライドしてキャプションが見えるようになります。デモ
/* caption.css */ .wp-caption { position: relative; overflow: hidden; } .wp-caption p.wp-caption-text { background-color: #111; color: #EEE; padding: 5px 10px; margin: 0px; }
// caption.js jQuery(document).ready(function($) { $('div.wp-caption').each(function(i) { var img_ = $('img', this); var img_height = img_.attr('height'); var p_height = $('p', this).outerHeight(); $(this).height(img_height); $(this).hover(function() { img_.animate({marginTop : -p_height}, 500); }, function() { img_.animate({marginTop : '0'}, 500); }); }); });
2.画像上にキャプションを挿入
画像にマウスオーバーすると、画像上にキャプションを表示します。デモ
/* caption.css */ .wp-caption { position: relative; overflow: hidden; } .wp-caption p.wp-caption-text { background: none repeat scroll 0 0 #111111; color: #EEE; opacity: 0.8; padding: 5px 10px; margin: 0; }
// caption.js jQuery(document).ready(function($) { $('div.wp-caption').each(function(i) { var p_ = $('p', this); var img_ = $('img', this); var img_height = img_.attr('height'); var p_height = $('p', this).outerHeight(); $(this).height(img_height); $(this).hover(function() { p_.animate({marginTop : -p_height}, 500); }, function() { p_.animate({marginTop : '0'}, 500); }); }); });
実装方法
以下は、caption1.cssとcaption1.jsをそれぞれテーマフォルダ下/cssフォルダ、/jsフォルダに配置したファイルを読み込む例です。functions.phpに追記して下さい。独自のCSSやJSを読み込む
CSSの方は、中身をstyle.cssに追加する方法でもいいです。
function wp_caption_scripts() { wp_enqueue_style( 'caption-slide-css', get_stylesheet_directory_uri() . '/css/caption1.css', false, null ); wp_enqueue_script( 'caption-slide-js', get_stylesheet_directory_uri() . '/js/caption1.js', null, null, true ); } add_action( 'wp_print_scripts', 'wp_caption_scripts');
関連記事
-
「カテゴリー」ウィジェット カスタマイズ
「カテゴリー」ウィジェットは、管理画面ではあまりカスタマイズできません。必要であれば、フックやプラグインを用いて表示設定などの変更を行うことができます。 目次 「カテゴリー」ウィジェットの追加
-
Twenty Fifteen カスタマイズ
WordPress 4.1のデフォルトテーマである「Twenty Fifteen」は三世代前の「Twenty Twelve」に似たテーマで非常にシンプルなテーマにまとまっていますね。カスタマイズをまと
-
Twenty Fourteen "コメントをどうぞ"の非表示と変更方法
Twenty Fourteenでは、デフォルトで投稿ページと各アーカイブページの各投稿のメタ情報欄に「コメントをどうぞ」というコメントフォームへのリンクが設置されます。 それぞれ、コメントが0件の場
-
Pocketボタンの設置
日本のブログでは、4大SNS(Twitter, はてな, Facebook, Google+)に加えて最近では、Pocket(以前は、Read it later)もよく見かけますよね。追加してみました
-
ie.cssの子テーマ化など Twenty Twelve 1.1での変更点
TwentyTwelveが1.0から1.1にアップデートされたので、勉強もかねていくつか変更点を洗ってみました。 ie.cssを外出し pubdateの削除 rel="generator"
-
ログイン画面・機能をカスタマイズ
CSSを変更してスタイル変更 ログイン画面用のCSSを用意して子テーマとして使用します。変更したい部分だけを記述して下さい。 // オリジナル /wp-admin/css/login.min.
-
Lightbox (画像ポップアップ) プラグイン
WordPressで使用できるLightbox(画像ポップアップ)プラグインのまとめ ひとまずインストール・有効化するだけで使用可能です。(3.7/3.8/3.9) blueimp lig
-
「続きを読む」(moreタグ)をカスタマイズ
WordPressではほとんどのテーマでは、複数の投稿を表示するアーカイブページ(カテゴリー別、タグ別、年月日別、作成者別など)ではmoreタグ(<!--more-->)を挿入することで、
-
Twenty Fifteen テーマ用フォント "Noto" / "Inconsolata"の使用を止
TwentyFifteenでは、テーマ用のフォントとして「Noto」と「Inconsolata」というフォントをGoogleフォントから引っ張ってきて使用されるようです。 ちなみにどのようなフォント
-
多言語化プラグイン「qTranslate」
ブログを多言語化しようと思い、プラグイン「qTranslate」を導入してみました。 General Settingsで使用する言語を選択する ★使用する言語を選択 管理画面「設定」⇒「Lang
Comment
WordPress | 画像マウスオーバーでキャプションを表示
メディアをアップロードした際に、「キャプション」項目にテキストを設定された画像を挿入した場合はキャプションショートコードが生成され、ページ内の各画像下にそ... http://t.co/3nzrJDbAqf