Syslogログエンジン

2.4から「Syslog」ログクラスが追加され、簡単にSyslogを使用できるようになりました。
CakePHP側の設定はbootstrap.php内のCakeLogコンフィグのengineを'Syslog'に変更するだけです。あとは必要に応じてオプションを設定しサーバ側にお任せするだけです。
// app/Config/bootstrap.php CakeLog::config( 'debug', array( 'engine' => 'Syslog', 'types' => array( 'notice', 'info', 'debug'), // 採用するログレベル // 'format' => '%s: %s', // 'flag' => LOG_ODELAY, // 'prefix' => '', // 'facility' => LOG_USER ));
パラメーターはopenlogを参照
- format - 出力メッセージのフォーマット。2つのパラメータ、1つ目の%sが「ログレベル」、2つ目の%sが「メッセージ本体」を組み合わせてフォーマットします。
- flag - 「openlog」のoptionを参照。デフォルトはLOG_ODELAY
- prefix - 出力メッセージの先頭に付与する文字列が設定できます。
- facility - 「openlog」のfacilityを参照。デフォルトはLOG_USER
ログレベル
ログレベル(Severity)はrfc5424(syslog)に準拠するよう変更されているようです。それぞれ、$this->log( 'メッセージ', LOG_EMERG)などで使い分けできます。
// lib/Cake/Log/CakeLog.php /** * Default log levels as detailed in RFC 5424 * http://tools.ietf.org/html/rfc5424 * * @var array */ protected static $_defaultLevels = array( 'emergency' => LOG_EMERG, 'alert' => LOG_ALERT, 'critical' => LOG_CRIT, 'error' => LOG_ERR, 'warning' => LOG_WARNING, 'notice' => LOG_NOTICE, 'info' => LOG_INFO, 'debug' => LOG_DEBUG, );
Utility > Logging > Logging to Syslog
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