Formヘルパーのinputタグのdiv/labelなどの設定

Formヘルパーのinputではデフォルトでは以下のようにdivで囲われて、labelが付与されて出力されます。
CSSのフレームワークなどであらかじめ決まったスタイルがある場合に便利に作られています。恐らく、それを見越してのデフォルトでのフォーミングだと思いますが。

echo $this->Form->input( 'field', array());

<!-- HTML ->
<div class="input text">
    <label for="field">Field</label>
    <input id="field" type="text" name="data[field]">
</div>

divやlabelの出力をしない

ためには、それぞれにfalseをオプションとして設定します。これで、inputを囲っていたdiv要素が出力されなくなり、前のlabelも出力されなくなります。

echo $this->Form->input( 'field', array(
    'label' => false,    // labelを出力しない
    'div' => false       // divで囲わない
));

<!-- HTML ->
<input id="field" type="text" name="data[field]">

divやlabelのclassやテキストを設定する

こちらもオプションとしてそれぞれclassやtextを設定することで可能です。

echo $this->Form->input('field', array(
    'label' => array(
        'text' => 'message',       // labelに表示するテキスト
        'class' => 'control-label' // labelタグに付与するclass
    ),
    'div' => array(
        'class' => 'form-group'    // divタグに付与するclass
    ),
    'class' => 'form-control'      // inputタグに付与するclass
));

<!-- HTML ->
<div class="form-group">
    <label class="control-label" for="formdata3Field">message</label>
    <input id="formdata3Field" class="form-control" type="text" name="data[formdata3][field]">
</div>

その他idなども設定可能です。

その他

'class'には複数指定する場合があると思いますが、配列にするのではなくそれぞれをスペース区切りで書くようにして下さい。classに対してtrim処理が行われるらしく、配列に対してはtrimできません と怒られます。

Warning (2): trim() expects parameter 1 to be string, array given
[CORE/Cake/View/Helper.php, line 789]


Formヘルパー:/lib/Cake/View/Helper/FormHelper.php
Views > Helpers > FormHelper > Options
デモ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コントローラ内でバリデーション処理を呼び出す

CakePHPでは、saveメソッドの際にバリデーション処理も自動で行われますが、save処理と切り離してバリデーションを行うこともできます。このときは、save時と若干異なる処理体系になります。

入力文字列の長さ(文字数)をバリデーション

CakePHP 2には、コアバリデーションに文字列の長さを検証する関数が用意されています。 文字列長(コア)バリデーション minLength - 最小文字数以上であること maxLengt

Jsヘルパーを使用してAjax更新

更新処理でページ遷移を伴う場合、ページ全体をレスポンスするのに対して、Ajax処理ではページの一部のレスポンスが可能となるためサーバからの通信量を抑えることが可能となります。デモ head

ネストしたリストを出力「nestedList」

DBやJSONからデータを取得して、そのデータをもとにメニュー表示などネストしたリストを出力させたい場合に「nestedList」が便利です。 ヘルパーに渡すデータは連想配列である必要があります。(

テーブルからランダムにデータを取り出す(find)

CakePHPでテーブルから特定件数のレコードをランダムに取得するには以下のように指定するとできます。 $this->data = $this->Bulkdata->find( 'all',

独自のバリデーションルールを作成

CakePHPで組み込みバリデーションルールをつくる方法は、正規表現を定義する方法と独自メソッドを定義する方法の2つがあるようです。 参考 Custom Validation Rules 正規

SQLクエリーをログに出力する

SQLのクエリーをデバッグするには、Debug Kitを使用すればできますが、デバッグログと一緒に出したいのでやり方を調査してみました。 別々のログやビューでみるのもいいですが、秒単位で実行される処

複数ファイルアップロードフォーム

CakePHP 2.0からはHTML5が標準でサポートとなり、複数ファイルアップロードのためのフォーム記述が容易になりました。 View (ビュー) 配列 Array (

ユーザ登録(仮登録・メール・本登録)

以前1.3版で投稿した「ユーザ登録」処理の2.x版を作成しました。フローは同じで以下のようにします。 1. メールアドレス・パスワードでユーザ登録 2. この時点では仮登録として、本登録用のU

checkボックスを実装

selectボックスに引き続いてcheckボックスの実装方法をおさらいしてみます。 コードは、CakePHP 2と1.3両方で実装可能です。デモ モデルは、こちらも以下 CREATE TA

Comment

@akagane99 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    PAGE TOP ↑