テーブルからランダムにデータを取り出す(find)

CakePHPでテーブルから特定件数のレコードをランダムに取得するには以下のように指定するとできます。

$this->data = $this->Bulkdata->find( 'all', array(
    'order' => 'rand()',    // ORDER BY RAND()
    'limit' => 5            // 5件取得
));

件数が多い場合は、フィールドを指定するとその分処理が速くなります。

$this->data = $this->Bulkdata->find( 'all', array(
    'fields' => array( 'data'),    // dataカラムのみ取得
    'order' => 'rand()',
    'limit' => 5
));

大量レコードの場合

ORDER BY RAND()では、全件取得してから、それをランダムに並べ替えます。
レコード件数増になるつれ、徐々にクエリに時間がかかるようになります。
その対処としては、まずインデックスされたカラムからランダムに取得し、それをキーに必要件数分のみ取得するようにすると処理が速くなります。

// ランダムなidを必要件数取得
$ids = $this->Bulkdata->find( 'list', array(
    'fields' => 'id',
    'order' => 'RAND()',
    'limit' => 5)
);
// 取得したidで条件検索
$this->data = $this->Bulkdata->find( 'all', array( 
    'fields' => array( 
        'Bulkdata.data'
    ),
    'conditions' => array( 'Bulkdata.id' => $ids),
));
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

CakeEmailでメール送信(@gmail)

CakePHP 2になって追加されたクラスCakeEmailがシンプルに使えます。これを使用してメール送信を行う処理を実装してみました。 CakeEmailクラスの読み込み /app/Config

recursive設定によるfind()性能改善

CakePHPでは、モデルにアソシエーションを設定している場合、recursive(=>joinする階層)はデフォルトで0に設定されています。「recursiveゼロ」の意味するところとは、「1跨ぎま

no image

radioボタンを実装

Radioボタンの実装は、セレクトボックスとほぼ同じです。 個人的にはラジオボタンをすすんで使用することは少ないのですが、2択くらいの選択肢であれば非常に便利ですよね。 今回は、その実装方法 デモ

複数ファイルアップロードフォーム

CakePHP 2.0からはHTML5が標準でサポートとなり、複数ファイルアップロードのためのフォーム記述が容易になりました。 View (ビュー) 配列 Array (

バリデーションエラーメッセージの取得

CakePHP 2.xになってバリデーションエラー時に返却されるメッセージのデータ形式が変更になったようです。1.3系では、ひとつのフィールドに対して返却されるメッセージは一つのルールのみですが、2.

パス定数と変更方法やURLの取得

CakePHPは基本的にはディレクトリそのまま配置することで構築が可能ではありますが、設定パスを変更することでセキュリティに考慮した構成にすることや運用性をもたせたものにすることが可能になります。

DebugKitを導入

定番のブログチュートリアルをこなして、定番のDebugKitを導入してみました。 2.3からはCakePHPインストール直後に以下のように導入を推奨するような警告メッセージが表示されるようになりまし

Blowfishを使用してハッシュ化する

使用方法 Blowfishを採用してハッシュ化を行う場合、Securityクラスのhashメソッドを呼び出します。第2引数に'blowfish'を指定し、第3引数を指定しないもしくはfalseにしま

CakePHP 2.x インストール

現在まで私が商用・非商用にリリースしているCakePHPアプリケーションは全て1.3.xベースで作成しています。 まだまだロードマップ的には大丈夫そうですが、お客さん向けに納品しているアプリケーショ

SQLクエリーをログに出力する

SQLのクエリーをデバッグするには、Debug Kitを使用すればできますが、デバッグログと一緒に出したいのでやり方を調査してみました。 別々のログやビューでみるのもいいですが、秒単位で実行される処

Comment

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    PAGE TOP ↑