CSS/JSをひとまとめにして軽量化するプラグイン「Minify plugin for CakePHP」

「Minify plugin for CakePHP」は、インクルードするCSSもしくはJSファイルをひとまとめにしてキャッシュ化してくれるプラグインです。

導入

  1. ダウンロード・解凍して、「Minify」にリネームしてapp/Plugin下に配置

    app/Plugin/Minify
  2. プラグインをロード

    // app/Config/bootstrap.php
    CakePlugin::load( array( 'Minify' => array( 'routes' => true)));
    
  3. 設定

    // app/Config/core.php
    Configure::write( 'MinifyAsset', true);
    
  4. 使用するコントローラにヘルパーを指定 (全てのコントローラで使用する場合は、AppControllerで指定)

    // app/Contoller/AppController.php
    class AppController extends Controller {
        var $helpers = array( 'Minify.Minify');
    }
    
  5. ビューに読み込むCSSやJSを指定する。ひとまとめにしたいCSS(JS)を配列で指定していきます。

    // CSS
    // 例:css/bootstrap.cssとcss/bootstrap-responsive.cssをひとまとめにする
    echo $this->Minify->css( array( 'bootstrap', 'bootstrap-responsive'));
    // JS
    // 例:js/jquery.jsとjs/jquery-ui.jsをひとまとめにする
    echo $this->Minify->script( array( 'jquery', 'jquery-ui'));
    
  6. app/tmp/cache下にminifyディレクトリを作成
    minifyディレクトリのパーミッションを読み込み・書き込み可能にする必要があります。

    app/tmp/cache/minify
    

400 Bad requestへの対処

と、ここまではほとんどチュートリアルのコピペなんですが、

とエラーになってしまいます。

Cakephp -Minify 400 Bad request
を参考に以下のファイルを編集すると動作するようになります。

// app/Plugin/Minify/View/Helper/MinifyHelper.php    (77行目)
//          array_push($files, substr($this->assetUrl($asset, $options), 1));
            array_push($files, mb_substr($this->assetUrl($asset, $options), mb_strlen($this->request->webroot)));

さらに調査

サブディレクトリ構成の場合、CSSで画像パスの指定がうまくいかない。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

selectボックスを実装

今まで、selectボックスのgroupを作成するのにSet::Combineを使用していましたが、意外と簡単にできることに気付いてしまったので、ご紹介。(自分だけ知らなかったことに気付いた と言った

(メール・URL・電話・郵便・IP) データ バリデーション

今回は、プロフィール情報に使用されるデータに絞ったバリデーションルールです。 バリデーションルール 以下の5つのバリデーションルールがコアに用意されています。 email メールアドレス

ログインに追加の条件を付与する「scope」

ユーザ登録では、仮登録処理(status=1)から送付したメール内のリンクをクリックしてもらい本登録(status=0)を行ってもらう実装をしました。仮登録の状態ではログインできないように実装するには

CakeEmailでメール送信(@gmail)

CakePHP 2になって追加されたクラスCakeEmailがシンプルに使えます。これを使用してメール送信を行う処理を実装してみました。 CakeEmailクラスの読み込み /app/Config

Blowfishを使用してハッシュ化する

使用方法 Blowfishを採用してハッシュ化を行う場合、Securityクラスのhashメソッドを呼び出します。第2引数に'blowfish'を指定し、第3引数を指定しないもしくはfalseにしま

Syslogログエンジン

2.4から「Syslog」ログクラスが追加され、簡単にSyslogを使用できるようになりました。 CakePHP側の設定はbootstrap.php内のCakeLogコンフィグのengineを'Sy

独自のバリデーションルールを作成

CakePHPで組み込みバリデーションルールをつくる方法は、正規表現を定義する方法と独自メソッドを定義する方法の2つがあるようです。 参考 Custom Validation Rules 正規

checkボックスを実装

selectボックスに引き続いてcheckボックスの実装方法をおさらいしてみます。 コードは、CakePHP 2と1.3両方で実装可能です。デモ モデルは、こちらも以下 CREATE TA

Formヘルパーのinputタグのdiv/labelなどの設定

Formヘルパーのinputではデフォルトでは以下のようにdivで囲われて、labelが付与されて出力されます。 CSSのフレームワークなどであらかじめ決まったスタイルがある場合に便利に作られていま

パス定数と変更方法やURLの取得

CakePHPは基本的にはディレクトリそのまま配置することで構築が可能ではありますが、設定パスを変更することでセキュリティに考慮した構成にすることや運用性をもたせたものにすることが可能になります。

Comment

[CakePHP2.x]Minify plugin for CakePHP | CodeLab技術ブログ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    PAGE TOP ↑