Js/Cssファイルの読み込みや出力する方法

CakePHPのHTMLヘルパーにはjsファイルやcssファイルを読み込むためのメソッドが用意されています。ファイルを読み込むのに加えて、出力先を複数指定できるようになっています。
また、インラインに出力する関数も用意されており、動的に出力する際にも便利なようにつくられているようです。

javascriptファイルの読み込み

javascriptファイルの読み込みを行うには以下のようにHtmlヘルパーのscriptにパスを指定します。

echo $this->Html->script( 'jsファイル(パス)');
// パスに//が含まれている場合は、CDNから取得される。
echo $this->Html->script( '//ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.10.2/jquery.min.js');
// App.jsBaseUrl(JS_URL)以下のパスを指定。標準では、app/webroot/js
echo $this->Html->script( 'jquery.min.js');

出力する場所を指定

inline指定なしの場合は、scriptメソッドを記述した場所に出力されます。(デフォルトでtrue)
falseにした場合は、デフォルトで$this->fetch('script')に出力されます。

blockを指定することで出力場所を複数分割指定することも可能でhead/body内などそれぞれ指定が可能になります。('block' => 'script'がデフォルト)

// 記述場所に出力する
echo $this->Html->script( 'jquery.min.js', array( 'inline' => true));

// 出力場所を指定
// /app/View/Layouts/default.ctpの$this->fetch('script')に出力される
echo $this->Html->script( 'jquery.min.js', array( 'inline' => false));

// $this->fetch('script')以外に出力
echo $this->Html->script( 'jquery.min.js', array( 'inline' => false, 'block' => 'footer'));
// 出力させたい場所に記述
echo $this->fetch( 'footer')

インラインで出力する「scriptBlock」「scriptStart」「scriptEnd」

以下のようにするとHTML内に直接出力することができます。

<?php echo $this->Html->scriptBlock( 'alert( "alert");', array( 'inline' => false)); ?>

<?php echo $this->Html->scriptStart( array( 'inline' => false)); ?>
alert( "alert");
<?php echo $this->Html->scriptEnd(); ?>

Cssファイルの読み込み

CSSファイルの読み込みもJSファイルとほぼ同じです。

echo $this->Html->css( 'cssファイル');
// パスに//が含まれている場合は、URL(CDNなど)から取得される。
echo $this->Html->css( '//netdna.bootstrapcdn.com/bootstrap/3.1.1/css/bootstrap.min.css');
// App.cssBaseUrl(CSS_URL)以下のパスを指定。標準では、app/webroot/css
echo $this->Html->css( 'bootstrap.min.css');

出力する場所を指定

inline/blockオプションの使用方法はscriptと同じです。inlineをfalseに指定した場合は、デフォルトで$this->fetch('css')に出力されます。
('block' => 'css'がデフォルト)

インラインで出力する「style」

以下のようにキーと値で配列の組み合わせによりスタイルを出力することができます。必要なところでstyleタグは囲って下さい。
動的にスタイルを変えたい場合などに便利です。


<?php echo $this->Html->style(array(
    'background' => '#633',
    'border-bottom' => '1px solid #000',
    'padding' => '10px'
    ),
//  'oneline' => true  // 1行で出力される(デフォルト)
);
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

数値系バリデーション

CakePHP 2になっていくつか数値用バリデーションルールが追加されています。 数値用 (コア)バリデーション decimal - 十進数であること numeric - 数値であること

複数ファイルアップロードフォーム

CakePHP 2.0からはHTML5が標準でサポートとなり、複数ファイルアップロードのためのフォーム記述が容易になりました。 View (ビュー) 配列 Array (

Markdown Plugin

「Markdown CakePHP Plugin」は、MarkDown書式をレンダリングしてくれるビューヘルパーです。MarkDownについて勉強しているうちに出会ったので試し打ちです。 ダウンロー

ハッシュ関数の選択とハッシュ化処理

CakePHPでは、ログイン時にはpasswordを自動的にハッシュ化して認証を行ってくれますが、そのパスワードを登録する際は、明示的にハッシュ化する必要があります。 ハッシュ関数の選択 ハッ

FormヘルパーのMagicOption (マジックオプション) 

Formヘルパーでは、「フィールド名」,「テーブルカラムのデータ型」もしくはモデルの「バリデーション設定」によりフォーム要素を決定したり、自動で属性を付与する「マジックオプション」と呼ばれるものがある

バリデーション前後に処理を追加できる「beforeValidate」「afterValidate」

CakePHPでは、「beforeValidate」「afterValidate」というバリデーション処理の前後で追加の処理を実装できるコールバック関数が用意されています。 beforeVali

no image

HttpSocketを使用してリクエスト送信

CakePHPには、Webサービスへのリクエスト送信のためのHttpSocketクラスが用意されています。 HttpSocket get HTTP GETリクエストを発行します。デモ H

CakeEmailでメール送信(@gmail)

CakePHP 2になって追加されたクラスCakeEmailがシンプルに使えます。これを使用してメール送信を行う処理を実装してみました。 CakeEmailクラスの読み込み /app/Config

Syslogログエンジン

2.4から「Syslog」ログクラスが追加され、簡単にSyslogを使用できるようになりました。 CakePHP側の設定はbootstrap.php内のCakeLogコンフィグのengineを'Sy

入力文字列の長さ(文字数)をバリデーション

CakePHP 2には、コアバリデーションに文字列の長さを検証する関数が用意されています。 文字列長(コア)バリデーション minLength - 最小文字数以上であること maxLengt

Comment

CakePHP関連feedとはてブ (@CakePHP_HBFeed) へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    PAGE TOP ↑