投稿記事から「(ログイン)ユーザー名」がバレるのを防ぐ

ここ最近、アカウント乗っ取りやセキュリティ事故関連のニュースが相次いでいますが、WordPressで制作されたサイトも標的に会っているようです。一般的な手法としては「ブルートフォースアタック」という手法をもちいているらしいです。
=>「ユーザー名」をある程度絞ってから、あとはパスワードは総当たりでトライ
その逆でパスワード固定のユーザ名総当たりは「リバース・ブルートフォース」というらしい。

ほとんどのテーマではユーザ名が投稿記事内に晒されている

と思います。
テーマによりますが、記事の「メタ情報」内に投稿者・作成者といったかたちで、「ユーザー名」が出力されます。

**出力する必要が無い場合はテーマのテンプレートを変更して、作成者を非表示にしましょう。class="author"が設定されているはずです。 (Twenty twelveの場合はこちら) cssで隠すだけでは、HTMLには出力されるため意味が無いです。

**出力したい場合は

投稿者・作成者の表示を「ユーザ名」ではなく「ニックネーム」へ変更

管理画面の「ユーザー」から各ユーザのプロフィールにアクセスして、「ブログ上の表示名」をニックネームなどに変更しましょう。プルダウンで選べます。「ニックネーム」の他、「姓」、「名」や姓名の組み合わせなども設定可能です。
(もちろん、それらは「ユーザー名」とは別のものであるのが前提です。)
wordpress-user-profile

RSS/ATOMフィード内に出力されるcreator(ユーザ名)も変更してくれます。ユーザ名をフィードに生成したくない場合は、RSS/Atomフィード カスタマイズを参照

Author ArchivesページのURLをカスタマイズ「Edit Author Slug」

せっかく表示をニックネームなどに変更したのにその「表示名」のURLでユーザ名がバレてしまいます。

authorアーカイブページのURL
サイトURL/author/ユーザー名
パーマリンクの設定によります

ダウンロードはこちら
インストールして、管理画面の「ユーザー」の各ユーザのプロフィール画面の最下部に"Edit Author Slug"から設定して下さい。
同様に、「ユーザー名」「ニックネーム」「姓名」「custom」など自由に設定が可能です。
これでauthorアーカイブページのURLがサイトURL/author/「設定したスラッグ」になります。

また、「設定」→「Edit Author Slug」から以下の設定を行うことができます。

  • Author Base
    作成者(投稿者)のリンクの"author"の部分を変更します。
  • Automatic Author Slug Creation
    チェックを入れ、項目を選択すると、プロフィール側で更新された場合にスラッグがその項目をもとに自動的に更新されます。
この変更をしておけば、/?author=[ID]でアクセスされても、
サイトURL/author/「設定したスラッグ」にリダイレクトされるだけなので、ログインユーザ名がばれることはありません。
この記事の投稿者のアーカイブページ (ログインユーザ名はkwskiではないです)

author ページを無効化する

以下は無効化するというよりただ単にリダイレクトしています。ユーザ名を特定するのに、結構効率的/と思ったり。。その対処のためにauthorアーカイブページは全てホームへリダイレクトさせます。これは、今の時点で特段必要ありませんが、将来的に使えるかもしれません。

function theme_slug_redirect_author_archive() {
    if (is_author() ) {
        wp_redirect( home_url());
        exit;
        // Put your redirect code here;
        // Redirect to home_url(), or 
        // return a 404, or whatever
    }
}
add_action( 'template_redirect', 'theme_slug_redirect_author_archive' );

http://wordpress.stackexchange.com/questions/40136/remove-author-archive

adminユーザや「ユーザー名」=ドメイン名にしている場合

adminやドメイン名を管理者などの「ユーザー名」にしている場合は削除して他のユーザに移管しましょう。
adminユーザ

以下のプラグインを使用すると、何処からどういうユーザ名でログインしてきているかを確認することができます。
http://wordpress.org/plugins/crazy-bone/
Crazy Bone

インストールすると、管理画面の「ユーザー」メニューのなかの「ログイン履歴」からみれます。
このサイトでは、adminユーザやドメイン名(このサイトでいうとkwski)をユーザ名にしてログインしてきているようです。多くのサイトでそのようです。ちなみに、ここ10日間くらいはどこからも来なくなってます。ある程度試してダメだったらあきらめるんでしょうか? 人力?

移管方法は、
「新規ユーザ(管理者)を作成」→「新規ユーザでログイン」→「ユーザを削除」
(注)「すべての投稿を以下のユーザーにアサイン」を選択して記事の作成者を移動させて下さい。そうしないと、既存ユーザで投稿した記事が全て削除されます。なにはともあれ、移管前はバックアップを取得しておきましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

サイトのキャプチャをショートコードで生成してくれる「Browser Shots」

外部のサイトを紹介する際にそのサイトのキャプチャが添えられているとイメージがつかみやすくなりクリックのモチベーションが上がるような気がします。 今回は、ショートコード一行でサイトのスクリーンショット

Twenty Eleven カスタマイズ

目次 author-info 消す 作成者(投稿者)を消す 投稿者情報を表示しない proudly powered by wordpressのリンクをコピーライトに変更

Lightbox (画像ポップアップ) プラグイン

WordPressで使用できるLightbox(画像ポップアップ)プラグインのまとめ ひとまずインストール・有効化するだけで使用可能です。(3.7/3.8/3.9) blueimp lig

コメント欄停止・コメント削除

WordPressでは標準でコメント機能が付いてきます。この投稿ではコメント機能の停止や既に投稿されたコメントを削除する方法を紹介します。 設定による停止方法 新規の投稿に関してコメントを停止

「All in One SEO Pack」を代替するための準備

「All in One SEO Pack」は、SEO対策に必要な基本的な設定を行ってくれるプラグインです。とある事情で、無効化することになったので代替を行いました。特に問題があるわけではなく、特殊なこ

テーマ 「Responsive」 カスタマイズ

デモ | ダウンロード 目次 投稿日 非表示 作成者 非表示 "Responsive Theme powered by WordPress" 削除 投稿日 非表示 オリ

Twenty Thirteen カスタマイズ

WordPress 3.6のデフォルトテーマである「Twenty thirteen」のカスタマイズをまとめて投稿します。 Twenty thirteenのカスタマイズネタがあまりないです。(それだけ

no image

「最近の投稿」ウィジェット カスタマイズ

目次 ウィジェットを削除 標準の設定 特定のカテゴリーに属する投稿を除外 カスタマイズ プラグイン 「最近の投稿」ウィジェットを削除 「最近の投稿」ウィジェット

no image

テーマ ブックマーク 2014

有料 技術系・ガジェットサイトテーマ 30 Blog & Magazine Style WordPress Themes for Tech & Gadget Sites

テーブル実装プラグイン「TablePress」 + レスポンシブ対応

「TablePress」は、WordPressにテーブルを実装できるプラグインです。専用のレスポンシブ化のプラグインもリリースされています。ダウンロード デモ (PCの場合はブラウザの幅狭めてみたり

Comment

xmlrpc.phpへのブルートフォース攻撃対策をしてみた | いしゅらぼ -ISHLION LABORATORY- へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    PAGE TOP ↑